【群馬FP】社会保険と保険料率~2023年度版~
社会保険と保険料率~2023年度版~
社会保険とは、病気やケガ、出産や労働災害などの理由により休職もしくは失業し、収入が途絶えてしまった場合の生活を保障する公的な保険制度です。
今回のコラムでは社会保険と、その計算方法、2023年の保険料率などについて解説していきます。
そもそも社会保険とは?
社会保険(広義)
社会保険(狭義)
・健康保険
・厚生年金保険
・介護保険
労働保険
・雇用保険
・労災保険
5つの保険の総称であり、保険によって保険料率は異なります。
社会保険料の計算方法
健康保険料・厚生年金保険料・介護保険料・雇用保険料は企業と折半するかたちで納付します。
なおその際には「標準報酬月額(給与等の平均額を区分けした等級表に当てはめたもの)」が使用されます。
①健康保険料=標準報酬月額×健康保険料率
②厚生年金保険料=標準報酬月額×18.300%
※2017年の9月(10月納付分)以降の厚生年金保険料率は、18.300%で固定されました。
③介護保険料=標準報酬月額×介護保険料率
④雇用保険料=毎月の給与総額×雇用保険料率
※雇用保険料率は業種によって異なります。
2023年はどうなるのか?
健康保険料率
2023年3月分(4月納付分)以降は改定予定。
厚生年金保険料率
2017年9月を最後に引き上げが終了し、以降「18.3%」で固定されています。
介護保険料率
全国一律で1.64%から「1.82%」に引き上げ。
雇用保険
雇用保険財政の状況を踏まえて決定されます。
近年のコロナ禍の影響により雇用保険財政がひっ迫を背景に、2023年度は雇用保険料の引き上げが予定されています。
労災保険
各業種の過去3年間の災害発生状況等を考慮して、原則3年ごとに改定されます。
業種ごとに異なる労災保険料率について、2023年度版の公表はまだありませんが、2021年度が改定年度に該当し、すでに2023年度までに適用される労災保険料率が決定しています。
今後も経済の状況や、法改正など、様々な要因で保険料率や加入条件が変わってきます。
きちんと保障が得られるよう、情報収集をしていきたいですね。
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