【群馬FP】地震保険って必要?
3月16日、東北を中心に各地で強い揺れの地震がありました。
亡くなられた方、おケガをされた方には心よりお見舞い申し上げます。
日本は「地震大国」と言われるくらい地震が多い国です。
大きな地震に備えて、地震保険というものがあります。
「地震保険ってそもそも必要なの?」と悩む方もいるかと思いますが、
ここでは地震保険について知っておきたい基礎知識をご紹介します。
地震保険とは
地震による建物の損壊などの直接的被害に加え、地震に伴う火災・噴火・津波による損害も補償します。
つまり、地震保険に加入していないと、地震により住まいが火事になっても、
火災保険では補償の対象にならないのでご注意を!
地震保険の特徴
地震保険は、単独で加入できず、火災保険とセットになっているのが特徴です。
また、地震保険を民間の保険会社のみで運営すると、甚大な被害が出た場合に
保険会社が保険金を支払えず最悪の場合倒産してしまう可能性を防ぐため、
政府が「再保険」という形で地震保険を運営する仕組みで成り立っています。
そのため、同じ条件であればどの保険会社でも保険料は変わりません。
地震保険の保険料と補償内容
保険料
地震保険の保険料は、その建物が建つ地域と建物の構造により決定します。
都道府県、木造なのか・コンクリート造りなのかによって保険料は違います。
補償内容
補償範囲は、建物の火災保険の30%~50%の範囲で、5,000万円までが限度となります。
つまり、火災保険で3,000万円の保険金額の住まいでしたら、地震保険の保険金額は1,500万円となります。
しかも、保険金の支払われ方は、損害の程度により4段階となっており、復旧にいくらかかるかではなく、
設定した地震保険金額に対して4段階の5%~100%の割合で支払われるという仕組みになっています。
地震保険料の割引制度と保険料控除
地震保険は地域と構造によって一律とお伝えしましたが、実は建物の築年数や耐震性能によって
最大50%の割引を受けることができます。
また、「地震保険料控除」を受けることで、支払った保険料の金額に応じて、
所得税や住民税の負担を軽くすることができます。
地震保険は必要なの?
地震保険は財務省のHPにもありますが、
「地震等による被災者の生活の安定に寄与することを目的とした保険」であり、
地震保険で実際の壊れた住まいを立て直すことを目的としているものではありません。
そのため、地震保険は必要か?という議論になりますが、実際に被災してしまった場合、
たとえ住まいを修理しない場合でも、当面の生活資金など生活を立て直すためには
大きな資金が必要になることもあります。
そのため、住宅ローンの残債があったり、十分な預貯金がなく、
このような事態を乗り切ることが難しい方は、地震保険を検討することをお勧めします。
保険のことで悩んだらまずは保険の専門家に相談しましょう!
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